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2023年10月30日

【九州の古陶磁】② 2007-4

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◆古伊万里焼
・元禄様式 1688年?1704年
染付線で文様を分割し、赤と金彩を効果的に使い技術変化により絢爛たる色絵が現れる
これが金襴手様式と呼ばれる
・宝暦?文政様式 18世紀後半
清朝磁器の影響を受けた文様や色調の物も作られた、幕末期には再びヨーロッパへの輸出が始まる
洋風の器形に東洋的な意匠をあしらった華やかな器が作られた
◆輸出向け古伊万里
1647年頃から肥前磁器の海外輸出が始まった、初期には輸出中国磁器の代用として
それを模倣した製品が作られたが、後には海外市場の需要にあわせて柿右衛門様式や金襴手様式の色絵が作られヨーロッパの人々を魅了したとあります
・延宝様式〔柿右衛門様式〕1673年?1681年
を中心に生まれた様式です、色絵は、完成度の高い白い素地に
緻密な文様で描かれた、薄手で洗練された型打ち成形にも調和する

染付柘榴花鳥文大瓶・・肥前・・有田窯
1670?1700
アルファベット入りの大瓶
長崎出島のオランダ東インド会社を通じて
ヨーロッパへ輸出された肥前磁器には
アルファベットを書いたものがあります
内容物の表示であったり
注文主のイニシァルなどでした
この瓶の【L G】はオランダ商館長のイニシァルでしょう
在任のオランダ商館長 ヤコブ・フライス【J.G】
でしょうか ??
【九州の古陶磁】② 2007-4

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染付蜘蛛巣文八角皿・・肥前・・有田窯
1673?1681
蜘蛛巣文は、17世紀後半の染織や工芸品で流行りました
斬新なデザインは、ゴスの濃淡のみで表現されています
高台内に記された染付銘「延宝年製」から
1673-81年に作られたことがわかります
【九州の古陶磁】② 2007-4



Posted by kokono at 15:04│Comments(0)
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