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2023年11月10日

【長崎・福岡・熊本の陶磁器】 2007-8-1

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【長崎の陶磁器】
17世紀初頭に始まる波佐見焼〔大村藩領〕
平戸の中野窯に始まり、その後三川内へ移った平戸焼〔三川内焼・平戸藩領〕18世紀前半頃の現川焼〔諫早家領〕
1804年開窯の亀山焼〔天領〕 長与焼〔大村藩領〕
などがあり、陶器も磁器もそれぞれに個性的で多様性がある

【福岡の陶磁器】
小倉藩主 細川忠興のもとで朝鮮陶工尊楷〔上野喜蔵〕が開窯した上野焼福岡藩主 黒田長政の保護のもと朝鮮陶工八山〔高取八蔵〕が始めた高取焼いずれも 1596?1615年に始まり、茶陶の評価が高い
後に開窯した小石原焼・星野焼・・
また、黒田藩御用の須恵焼・朝妻焼・朝田焼などの磁器窯もある

【熊本の陶磁器】
肥後焼きは、加藤清正時代に始まる、1632年細川忠興の
八代城への国替えにともない、上野焼きの祖尊楷は八代焼を始める
小倉藩主細川忠利も肥後へ移り、牝小路家・葛城家が小代焼を興す
また、天草陶石を使い、高浜焼〔天草郡〕や網田焼〔宇土市〕などの磁器も作られた
【長崎・福岡・熊本の陶磁器】  2007-8-1

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染付詩句文四段重
肥前・・鍋島藩窯・・1840?1860
「蕭斎静無事 独座對茶鎗 窓外寒花落
幽禽時一鳴 茶雨」・・
部屋は静かで事なし、 独り座し茶釜に対す
窓外は寒く花落ち、ヤマドリ&雉 時にひと鳴き 
「茶雨」は10代藩主 鍋島直正の号
五言律詩は、
茶釜で湧く湯の音、落花の音、彼方でなく鳥の声を重ねて
静けさの中に響く遠近の音に冬の季節を感じる・・
とありました
【長崎・福岡・熊本の陶磁器】  2007-8-1



Posted by kokono at 15:10│Comments(0)
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