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2024年02月06日

炭鉱王のもてなしの器

421
染付花鳥人物文変形皿
肥前・・有田窯・・1670?1690年代

色紙形に梅樹に鳥、扇の地紙形に光源氏を思わせる人物、
背景に牡丹唐草文と三面を重ねた日本的な遠近法で表現された染付の皿

糸切り細工で作りは厚手、意識的に縁に広狭の変化をつけているが、
何の形か不明
複雑な器形に繊細な文様が調和した器です
高台は高く染付で剣先文を施し、渦状の「福」の銘があります
炭鉱王のもてなしの器


422
褐釉笛吹童子牛置物
肥前・・1830?1880年代

黒褐色のきめ細かな土を用い巧みな造形力で成形されている
中国清朝でリアルな人形・置物が作られた影響を受けたものであろう
鍋島藩窯があった大河内や、平戸藩御用窯があった三川内など
いずれも19世紀には写実的な造形物が多く作られたのも、
そうした流行の下であるそうです
炭鉱王のもてなしの器


423
褐釉寒山拾得置物
肥前・・明治?大正

禅画に描かれる「寒山拾得」を、陶彫で立体的に表し、銘はない
衣服には鉄泥を塗り瞳に黒釉、歯や春子・ほうきには、灰釉で光沢を出している
寒山拾得は中国の唐末頃天台山国清寺にすんでいたという二人の隠者
自由を謳歌する風狂人である
炭鉱王のもてなしの器



Posted by kokono at 16:17│Comments(0)
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